エゴノネコアシ
こんにちは!
グラスホッパー上溝事業所 ガーデナーの河又です。
今年は、気象庁の観測史上もっとも早い6月27日に梅雨が明けましたね。
関東梅雨入りしてからたったの20日程度で明けてしまったそうです。
例年だと、1か月半程度程の梅雨ですから、本当に驚きですね。
なんでも ラニャーニャ現象と偏西風の影響だとか。
地球温暖化の影響なのでしょうか?
などと思っていたところ、7月も半ばになって
忘れていた事を 思い出したかのように 雨が続く日々、
まるで梅雨が帰ってきたかのよう。
「天気予報をする皆さんも、さぞ大変な事だろうな」
などと想像し、少しニヤニヤしております。
さてそんななか、少し雨の降る日に、
町田市にある集合住宅へ
利用者の皆さまと ガーデニングに行ってまいりました。
こちらの建物です!
年に1~2回 ご依頼を頂く現場ですので
樹々のみなさん なかなかの勢いで育っています。
建物の窓が隠れてしまう勢い・・・(汗)
さすがにこれではお住まいの方の日照権がっ・・!
という思いで、
建物に光が入る位に剪定をさせてもらいました。
ちょっと 可哀そうでもありましたが・・・
さて、この木の剪定をしているときに
ちょっと見たことのない実に気が付きました。
まるでバナナを小さくしたような実。
変わった形です。
同行した先輩ガーデナーに聞いても、
「 分らないなぁ? 」 とのこと。
気になったので 後で調べてみたところ、
これは「虫こぶ」と呼ばれるものでした。
虫こぶとは、ダニ、アブラムシといった虫が
植物の実に寄生することで
通常とは変わった形になる実のことだそうで
面白い形になるものも多いいそうです。
ちなみに この木は エゴノキで
春に とても可愛い 可憐な花を咲かせます
そして 可愛い 実を付けるのです。
こんな感じです。
( 画像が手元になかったので フリー素材から参照しました。ごめんなさい。 )
しかし、虫さんに寄生されると
こんな感じになるそうです。
エゴノネコアシ と呼ばれるらしいです。
なんでも 「猫の足」に似ているからだとか。
エゴノネコアシアブラムシに寄生されると、
植物の方が反応してこの様な姿になるらしいです。
面白くて不思議ですね。
気になったので、そのアブラムシもしらべてみました。
おおぅ! という迫力!
実際は2mm位らしいですが、なかなかですね。
バナナ風の実を割ると、沢山出てくるらしいです。
(割らなくて良かったです(笑)
なんと、あとで羽のある形にも変化するとのこと。
・・・虫ってすごいですね。
そんなことを見たり感じたりしながら、
楽しく充実したガーデニングに
利用者の皆さまと 日々いそしんでおります。
ご覧いただき、ありがとうございました。
グラスホッパー上溝
河又 光明
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