住みやすい場所

こんにちは。冬に向けて剪定に追われている上溝の加藤です。

お庭の仕事を始めて、植物のことを調べる機会が多くなりました。

調べていくと、植物にはグループ分けがあり、

同じような特徴を持った植物ごとに分けていくと発生した原産地が同じような場所だったりします。

 

先日はバラの植え付けをお願いされ、バラは主に中東からヨーロッパ周辺が原産地でした。

植え付けるときには原産地の条件に近いようにすれば良いようで、

想像していくとちょっとした旅行に出かけた気分になります。

気温や湿度、土の質など考えていくと、とても楽しくなってきます。

 

日本の植物といえばサクラだと思いますが、実はサクラもバラと同じバラ科という仲間でした。

山に生えているノイバラ・ヘビイチゴ・ヤマブキ、果樹のリンゴ・ウメ・ブラックベリー、

庭にあるモッコウバラ・レッドロビン・ユキヤナギなどもバラ科でした。

今まで山登りや畑仕事に関わるバラ科は知っていましたが、

野生植物や園芸植物の中に様々なバラ科の種類があり、

とても面白いと感じています。

また、植物の進化や移動してきた歴史を考えると、

より多く優秀な子孫を様々な場所に適応することによって残そうとする生物の生き方について考えさせられます。

 

お庭の植物の植え付けや剪定の仕事も頂く季節になってきました。

自分なりに向き合い、お仕事を提案させて頂ければと思います。

 

一ケ月に一度という期間に、一時間から二時間という短時間で、

お客様の要望に応え、できる限りお客様の望む庭を残し、

庭との関わりを続けるお手伝いをさせて頂いています。

 

これからもよろしくお願いいたします。